2008年06月07日

無痛、無出血のインプラントの勧め

歯を残すことこそ歯科医学の務めだと私は考えています。
 
 初めから抜歯と決めてかかってしまったり、まだ使えるのに抜いてしまったりする治療は、非常に残念でなりません。
 歯を残して使えるように限界まで努力してこそ、歯科医療の本質があると思うのです。

 歯並び矯正にしても、まずは抜かない矯正を実践してみること。
 どうしても抜かずには矯正できないという限界の状態に達してから、抜歯を考えるべきです。

 特に14歳までの子供さんでは、歯を抜く必要はないと感じています。
 私のクリニックでは、99%は歯を抜かずに治しています。
 なぜならそれは、頭も顎も成長中の年齢だからです。

 体が成長していることは、歯並び矯正のためにとても有利なことですから、ほとんど歯を抜く必要はないのです。

 一方、50歳以上になると歯の無い人がたくさんいます。
 これらの多くは歯を抜いて義歯にしている人たちです。

 歯は抜かない方がいいのですが、抜いてしまった人たちのために、義歯も進歩し、バネがないノンクラスプデンチャーも出来ました。
 とてもきれいで、自分の歯のように見える素晴らしいものです。

 そしてもう一つ、ぜひ皆さんに勧めたいのが、インプラントです。

 インプラントは無痛、無出血の方法が実現しました。
 親知らずの抜歯より簡単なくらいで、手術の後、患者さんはニコニコ笑って帰られます。

 無痛で、無出血、しかも部分的な麻酔で良いわけですから、素晴らしい人生を手に入れることができます。
 
 歯のあることの喜びは、歯を失って初めて分かります。

 良い歯を抜歯するということは、老後のことまでの一生のことを考えるなら、できるだけ避けてほしいものです。

【2008年6月7日付「リビングおかやま」から】
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2008年05月10日

歯を抜かない矯正こそ大切、歯を失うことは一生のハンデ

私は、歯を大切にすることを勧め、歯を抜かなくても、きれいな歯並びと美しい歯をゲットできるということをいつも話しています。
 
 ところが、歯を抜く矯正を支持する方もいらっしゃって、そんな人に出会うたびに、私は歯を抜かないことの大切さを懇々と語っているわけです。
 
 歯科医は、歯を残すとことに努力すべきであり、患者さんが一生自分の歯で過ごせることに全力を上げるべきです。
 
 それも小学生や中学生などの14歳くらいまでの年齢で、歯を抜く必要は全くありません。
 歯を抜けば脳の回転は悪くなると私は常々考えています。
 
 野生の動物においては、歯を抜くとリーダーになれず、落ちこぼれになってしまいます。
 人とて同じことです。
 
 歯を抜くと、一生の間、胃腸に負担がかかりますし、18歳までは成長期なのです。
 この成長期と成長が終わった年齢は全く違うわけです。

 特に14歳までは成長期の初期から中期です。
 体も骨も柔らかく、自由にできる年齢です。
 この成長しているということを理解せず、現在のままで診断をしてはいけません。
 歯を失うことは、一生のハンデにつながるのです。

 抜かなくても、きれいな歯並びは作れます。
 自然の穏やかな力で動かしていけば、痛みもありません。
 来院されるたびにすてきな笑顔になっていく様子を見ると、抜かないからこそ美しく矯正できるのだと、確信をもって言うことができます。

 ただし、体も顔つきも遺伝ということがありますから、そのことは受け入れなくてはいけません。
 
 どうしても遺伝が嫌というのなら、美容整形的な考えの導入が必要です。
 それは歯科では審美歯科という補綴(ほてつ)の分野と口腔外科の併用になります。

【2008年5月10日付「リビングおかやま」から】
タグ:矯正
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2008年04月05日

歯を守ることが歯科医の務め 歯を失えば人生は?

歯を抜いた≠ニ誰かが話しているのを聞くと、私は大変残念に思います。
 ほとんどの場合、歯を抜く必要はないからです。

 クーベルタン男爵は、「人の幸せは、健康な身体と健全な精神にある」という言葉でオリンピック精神を説いています。
 健康な身体とは、すべての機能が発揮できる完全な体のことです。
 ですから、健康な歯で良い噛み合わせの歯をジャンジャン抜いてしまってはいけないのです。

 いいですか。
 良い歯で、良い噛み合わせの歯を抜くのですよ。
 噛む力や噛む効率が25%以上低下するのです。
 本当に歯を抜く必要があるでしょうか。
 4本も抜く必要は全くありませんし、これによるメリットは何なのでしょうか。
 
 歯を抜かなければならないのは、歯周病がひどく進行し、歯がグラグラになった状態のときです。
 もう一つは虫歯をいつまでも放っておいた結果、歯の根の部分に支えとなる骨がなくなっていたり、根が5oぐらいしかなくなっていたりする場合です。
 この2つ以外、抜く必要はありません。

 若い人、20歳以下の人で歯を抜いてどうなるのでしょう。
 人生を弱々しい体で生きてゆくのでしょうか。

 はつらつとした、元気で、明るく、素晴らしい人生を歯を抜くことによって失うのですよ。
 野生の動物では歯を一本失うことは大変なことで、敗者を意味します。
 ボスザルでも歯を一本失えばその地位は奪われます。

 それほど、歯は一生の間の生命力のシンボルであり、力の源であることを忘れないでください。
 
 歯を守ることこそ歯科医の使命です。
 患者の皆様も、歯の大切さを認識してほしいと思います。

【2008年4月5日付「リビングおかやま」から】
タグ:抜歯
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